タイムコーディネート手帳でやりたいことの優先順位をつける効果を実感できた vol.78

付箋を使ったタスク管理は以前から取り入れていたものの、やりたいことを整理するためのプラットフォームとなる手帳を探していた、ゆうさん。タイムコーディネート手帳のシンプルさが気に入り、使い始めてすぐに資格取得の目標も達成したゆうさんに、手帳の活用法を伺いました。

ゆう さま
家計管理コーチ

会社経営8期目・5児の母としての経験をもとに、共働き世帯に向けて事業と家計2つのお金の不安解消をサポートしている。

【家計管理コーチング】では、かぞくの夢と未来を守るためのオーダーメイドの家計プランを設計し、自動で貯まる仕組みづくりをサポート。また、【フリーランス経理部】では、副業・起業を志す人に向けて経理実務とお金の基礎知識を提供し、暮らしとキャリアのバランスが整うお金の土台づくりを伴走している。

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ゆうさまプロフィール
目次

やりたいことは同時並行で進めるのではなく、1つずつ

――タイムコーディネート手帳を使いはじめたきっかけを教えてください。

ゆうさん(以下、ゆう):これまでにいろいろな手帳を使ってきましたが、「これだ!」と思える手帳に出会えずにいました。2024年12月、本屋さんにいる時に、ふと見たSNSのおすすめ欄にタイムコーディネート手帳が表示されたんです。その場で『目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術』『無駄をスッキリさせて、人生の質を高める 時間デトックス』を購入。それと同時に、ワークショップ参加権つきの手帳を購入し、ワークショップにも参加しました。

――ワークショップへの参加権つきだと高額に感じませんでしたか。

ゆう:手帳の価格として考えると、確かに少し高く感じるかもしれません。けれど、ワークショップ4回を3,000円で参加できるなんて、逆に安いと感じました。

私は購入したのが12月だったので、リアルタイムで参加できたのは2回だけでしたが(開催済みのワークショップはアーカイブ視聴可能)、ワークショップに参加したからこそタスクの優先順位を見直せるようにもなりました。

自分ひとりで「3カ月プロジェクトシート」を書いていたときには、5つあるプロジェクトの枠すべてをびっしり埋めていたんです。けれど、ワークショップで「5つのプロジェクトをすべて同時に動かすなんて、なかなかできることではない」とアドバイスをもらいました。

代表をしている会社のこと、家計管理コーチとしての活動、そして家族のサポート。元々たくさんやることがある上に、そのときには仕事で必要な資格を取得するための勉強もしていました。ワークショップでもらったアドバイスのおかげで、優先順位を見直すことができて、まずは勉強を優先しようと思えました。結果、無事に資格が取得できたんです。

――他のプロジェクトは勉強期間中には一旦ストップさせたのでしょうか。優先順位をつけた方がいいとわかっていても、やりたいことややるべきことを保留することに抵抗を感じませんでしたか。

ゆう:他のプロジェクトも完全にストップさせたわけではありません。情報発信や会社関係のことなど、止められないプロジェクトもあるので。ただ、やると決めたプロジェクト以外はかける比重を下げるイメージです。それまでは5つのプロジェクトすべてを同じように力を入れて頑張ろうとしていたけれど、メリハリをつけるようになりましたね。他のプロジェクトは1週間に何かひとつでも進めばOKだと思えるようになったし、完全にストップしているわけではないから、必要以上に焦ることがなくなりました。

これまでは1年間というスパンでやりたいことを考えていたので、長期すぎてゴールが見えずにただ焦ることが多かったように思います。「3カ月プロジェクトシート」で、3カ月というちょうどいいスパンでミニゴールを設定できるようになり、3カ月で1つか2つ、やりたいことが達成できたらいいと思えるようになったのが、大きな変化です。

タイムコーディネート手帳を使い始めて、すぐに資格取得という目標を達成できたことが自信になったし、タイムコーディネートの考え方への納得感が増したように思います。

付箋でタスクとかかる時間を可視化する

――資格取得のためにタイムコーディネート手帳を具体的にどのように使ったのかを詳しく教えてください。

ゆう:以前から愛用している付箋と、タイムコーディネート手帳のウィークリーページを使いました。幅7mmの細い付箋がウィークリーページの1時間の枠にぴったりなんです。なので、1時間ごとに細分化したタスクを付箋に書き出すことから始めました。

試験勉強の場合、やるべきことが明確です。試験日から逆算して、1週間に問題集を何問やるかを決めて、いつやるかをスケジュールに落とし込みます。ウィークリーページにあるタスクの見積りを付箋でやっているイメージですね。

できたかどうか、あとどれくらいやるべきことが残っているかが一目瞭然だし、問題を解き終えるたびに決めたことをやり切った達成感も味わえるし、付箋とウィークリーページのおかげで資格試験に受かったんだと思っています。

――ウィークリーページで、ほかに気に入っている使い方はありますか。

ゆう:ウィークリーページには大きくわけて4つの役割を持たせています。

マーカーを使ってわかりやすく

まずは「月経周期」です。女性はホルモンバランスの影響を受けやすいので、メンタルが落ちやすい時期と大事な予定が重ならないように意識しています。余白に、その日の体調を簡単にメモすることもあります。

次に、その日に必ず終わらせたいタスクを3つ以内で書き出します。試験勉強で優先順位を決める効果を実感してからは、1日のタスクを絞るようになりました。

普段から、やりたいことややるべきことを思いついたときに付箋に書き出し、手帳用の下敷きに溜めておきます。週のはじめにその週にやりたい付箋をピックアップし、すぐに予定に入れるか、週末の振り返りまでは使うことがない「成果」「改善」「手放し」の欄に貼っておきます。その日のタスクはそこから付箋を取って予定に入れることもあれば、新たに手書きすることもあります。

思いついたときにすぐに書けるように付箋を先に貼っておくのがポイント。
「会社」「家計管理コーチング」「プライベート」「その他」と付箋は色分け。
マンスリーにも付箋を貼ることで1カ月の予定が把握しやすくなる。

9時から18時までが私の稼働時間なので、その日のタスクをいつやるのかを記入したり、付箋を貼り直したりして、タスクを実行する時間を確保しています。

最後に18時以降のスペースは「3Good Things」を書き留める欄にしています。その日にあったよかったことを3つ書くと、良かったことに目が向くようになり、焦る気持ちが落ち着きます。週末に振り返りをするときにも1週間の成果を実感しやすくなりました。

色分けした付箋を使うことで何に時間を使っているか感覚的に掴みやすくなることが気に入っている

――振り返りの時間はどうやって確保していますか。

ゆう:朝、前日の振り返りをしてから1日をスタートさせます。金曜日は15時頃までに仕事を一旦終わらせて、今週の進捗と週末の動きを確認する時間を確保するようにしていますね。あとは、日曜日の夜に、「成果」「改善」「手放し」の欄に貼っていた今週中にやりたかった付箋が残っていれば翌週に貼り直します。最後に、振り返りを記入して、1週間を終えます。

付箋があるので、私はタスク欄を使いません。ここにモヤモヤしたことや気になったことをメモしているので、振り返りのときにも確認するようにしています。

使い方の型があるけれど窮屈じゃないからいい

――ご自分の使い方がしっかりと確立していますね。

ゆう:タイムコーディネート手帳のシンプルさが私には合っているのだと思います。

厳選されたワークが3つと、マンスリーとウィークリーページ。考え抜かれた型は用意されているけれど、使い方には自由度があるのでとても使いやすいです。

ベースとなるタイムコーディネートの考え方がしっかりと反映されているのに、考え方を押し付けられている感じが一切なく、ユーザーの使いやすさを考え抜かれているように感じます。

私も家計管理コーチング講座で使用する「家計管理手帳」を制作しています。自分がつくる側でもあるからこそ、ブレずにシンプルな型を提供することがいかに難しいかもわかるし、それを貫き続けているタイムコーディネート手帳はすごいと思います。タイムコーディネート手帳のプロダクトとしての完成度の高さは、私も見習いたいです。

――最後に、タイムコーディネート手帳に関心のある方に向けてメッセージをお願いします。

ゆう:やりたいことがいっぱいあって、どれも諦めたくない人にはぜひタイムコーディネート手帳をおすすめしたいです。時間だけではなく頭の中も整理できて、1つずつ確実にやりたいことを実行できるようになると思います。

優先順位がつけられるようになると、「今日もできなかった」と自分を責めたり、落ち込んだりすることがなくなるはずです。

子育てをしながら女性が働くことの難しさに私は10年以上悩んできました。会社の経営がありつつも、もっと自分にしかできないことをやりたいという思いもありました。とはいえ、5人の子育ては待ってはくれません。最初からフルスロットルで行動できたわけではなく、長年葛藤を抱えながら試行錯誤し、最近になってようやく自分の時間を取り戻せつつあるように感じています。

そんなタイミングで、悩みを抱えながらも、自分の人生に誠実に向き合っているタイムコーディネート手帳ユーザーのみなさんの存在を日々感じられることは、とても励まされます。きっと、新しく手帳を使われる方にも心強く感じられるのではないでしょうか。

▼家計管理には人生を変える力があることを実感できる「家計管理コーチング講座」に興味がある方は、こちらをぜひチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/yuu_kakei_coach/

聞き手・編集:はせべ あつこ

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