タイムコーディネート手帳で自分時間を確保できるように vol.72

マンスリーページに予定をパンパンに詰め込んでいたという小畑実奈子さん。時間を可視化できるようになって、リフレッシュ時間を確保できるようになったそう。そんな小畑さんにタイムコーディネート手帳を使い始めてからの変化や、現在の悩みである長期計画の立て方についてお話を伺いました。

※本記事は2025年7月23日にお送りしたInstagramライブ配信「私の時間と手帳の付き合い方」でのインタビュー内容を再編集したものです。

小畑実奈子さま
言葉かけで親子の未来をひらく専門家

名古屋大学大学院 人間情報学研究科 修了後、地元FM三重や三重テレビなどでアナウンサー・レポーター・司会者として活動。結婚を機に上京し、2児の母に。

友人に紹介され偶然出会ったコーチングをきっかけに、自身の子育てや親子関係を見直すように。娘の不登校・中学受験を経験し、子育ての正解って? 子育てのゴールは何? など子どもとの関係を日々考え、今の活動へ至る。

不登校や行き渋りなど子どもへの関わりが不安なママ、ワンオペ育児を頑張るママなど子どものために一生懸命だからこそ悩んでしまっているママに、この経験や学びでなにかできることはないかと思い、現在、フリーアナウンサーと、コミュニケーションコーチの二足の草鞋で活動中。

▼Instagram
https://www.instagram.com/minako_obata

目次

目で見てわかるから、時間を把握しやすくなった

吉武 麻子(以下、吉武):タイムコーディネート手帳を使う前は時間についてどんなお悩みがありましたか?

小畑実奈子さん(以下、小畑):やりたいことがあり過ぎて、予定を詰め込んでいました。

フリーランスで働いているので、仕事内容も仕事場所も毎日違います。特に、アナウンサーの仕事は1時間ごとに収録現場が変わることもあります。それなのに、すべての予定をマンスリーに書いていたので、情報がたくさんあり過ぎて、自分の時間を整理できていませんでした。

タイムコーディネート手帳で最も役に立っているのが、バーチカルでスケジュールを管理できるウィークリーページです。24時間が目に見える形になったので、いつ、どれくらいの時間が空いているのかが一目瞭然で、自分の時間を把握できるようになりました。

タイムコーディネート手帳_ウィークリーページ
時間を可視化するために活用しているというウィークリーページ

吉武:フリーランスの仕事は自分で自由に予定を組める反面、自分でしっかりコントロールしないと予定を詰め込みすぎてしまいますよね。タイムコーディネート手帳を使うようになって、工夫したことはありますか?

小畑:休日や自分のメンテナンス時間を先に取るようになりました。

ヨガに通っているのですが、空いているときに行こうと思っていると、いつまでたっても行けないので、月に行く回数を決めて、1カ月分を先に予約するようになりました。

以前は、「この日は休もう」と思っていても、人からの頼まれごとや楽しいお誘いがあると、つい自分との約束はなかったことにしてしまっていました。

忙しくても自分時間を確保できるようになったのは、大きな変化です。

吉武:もし自分時間を取ると決めていた日に楽しいお誘いがあったら、今はどうしているんですか?

小畑:どちらを優先したいかを考えます。もし、楽しいお誘いを優先させるなら、自分時間は別の日に必ず取れるように、予定を入れ直しています。

吉武:一度スケジュールを決めても、そのあとに楽しい予定ができたら、スケジュールを変更したくなるのは当然です。そんな時には臨機応変に日程を変更すればいいんです。ただし、何度も日程変更を繰り返して、自分時間を後回しにし続けるのはよくないので、「変更は◯回まで」など、ルールを決めておくといいですね。

実践しやすいように期間もプロジェクトも絞ってみる

吉武:長期的な計画はどうやって立てていますか?

小畑:実は長期的な視点を持つことに苦手意識があり、「3カ月プロジェクトシート」をうまく使いこなせていなくて真っ白な状態です。活用するコツを教えてください!

吉武:1年先が難しいのであれば、3カ月先を考えるのはどうですか?

小畑:3カ月なら大丈夫な気がします。

吉武:まずは3カ月後に達成したいことを1つだけ決めてください。

「3カ月プロジェクトシート」には5つの枠が用意されていますが、初めてチャレンジする人が5つの枠をすべて埋めてしまったら、その時点でプロジェクトは進まないと思った方がいいです。多くの人は、それだけのプロジェクトをこなせるだけの時間の余裕はありません。

3カ月で達成したいプロジェクトを1つに絞る。何か新しいことに取り組むには、かなり意識して時間を捻出しないと実現しないことをまずは体感してほしいです。

長期計画を立てることよりも大事なのは実践することです。期間もプロジェクトも絞るかわりに、毎週必ず決めた時間に「3カ月プロジェクトシート」に書いたことを実践してみてください。

自分がやるべきことを見誤らない

吉武:実奈子さんは親子間のコミュニケーションをサポートするお仕事もされていますが、お子さんとの関わり方や時間の使い方で意識していることはありますか?

小畑:アドラー心理学をベースに、何か困ったことがあったときには、親の問題なのか、子どもの問題なのか、課題を分離することが大切だとお伝えしています。

以前は私が子どもに踏み込み過ぎて、過干渉になっていたところもありましたが、今は子どもに任せられるところは任せるようになりました。時間がなくて、必然的にそうなった部分もありますが、「全部自分で!」を手放して、人に頼ることができるようになりましたね。

自分以外の人ができることを手放すと、自分にしかできないことにより多くの時間が使えるようになりました。子どもの自立にもつながるし、意外と手放しのメリットはたくさんあることに実践してから気づきました。

吉武:「全部自分で!」というのは、サッカーのゴールキーパーがサッカーグラウンド全部を自分ひとりで守ろうとしているのと同じです。

グラウンド全部を守ろうとして、自分が本当に守るべきゴール前を不在にすると、それこそ相手チームに点を入れられてしまいます。

無理をすると、パフォーマンスは絶対に落ちるし、頑張っているのに成果に繋がりにくくなります。

自分にとってのゴール前――本当に守るべきもの――が何かを明確にして、時間の使い方を一致させることが大切ですよね。

小畑:確かに! 肝心なときにいるべきところにいないってことですよね。別に自分じゃなくてもいいところばかり守りに行ってしまうこと、私もやっていた気がします。

手帳は計画を立てるためだけにあるのではない

小畑:手帳を使うことで自分を振り返る時間が持てて、軌道修正がしやすいのも手帳のいいところだと思います。

吉武:手帳は、常に計画通りに時間を使うためや、膨大なタスクをこなすためだけにあると思うと、苦しくなってしまいますよね。

計画を立てて、実際にやってみて、どうだったかを振り返る。自分を振り返ることで、大切にしたいこと、手放したいことに気づくところに価値があります。

小畑:振り返るときには、感想や日記のようなものをウィークリーページに書いています。

吉武:ウィークリーページには成果・改善・手放しの欄があります。私もそのテーマに沿って書くというよりは、楽しかったことやモヤモヤしたことを日記のようにメモしています。

楽しかったことはどういう環境にいたら自分は楽しいと感じるのか、再現性があることがあれば記録しておきます。逆に、モヤモヤしたときには、どんな状況や環境がネガティブな感情につながったのかを明確にします。そうやって記録しておくことで、何に対して線を引けばいいのか、手放すといいのかが段々とわかってくるんです。

やることを決めるとは、やらないことを決めること

吉武:「5つの「私」役割シート」は、自分の役割ごとに1日をどんなバランスで過ごすのが理想かを現実と照らし合わせながら考えてもらうために用意しています。

1日は24時間であることに変わりはないので、ある役割の時間を増やすのであれば、他の役割の時間が減ることになります。やりたいことを実現するには、同時にやらないことを決める必要があるんです。

そうやって自分で時間の使い方を能動的に決められるようになると、場当たり的な時間の使い方ではなく、意図を持った時間の使い方ができるようになります。

小畑:私は常に好奇心がいっぱいなので、つい気持ちのまま走り出してしまいがちです。まずは自分の軸を決めて、今やるかどうかを判断できるようになりたいです。

吉武:好奇心旺盛なのは強みだし、内発的動機は行動のエネルギー源になります。せっかくの好奇心を闇雲に抑えるのではなく、24時間という「枠」を意識して、やることを段階的にわけて、整理できるようになるといいですね。

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インタビュアー:吉武 麻子
編集:はせべ あつこ

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