タイムコーディネート手帳で自分の本心を大事にできるようになった vol.44

タイムコーディネート手帳の『5つの「私」役割シート』を使って、自分の本心がわかったというよしざわさゆりさん。「夫との時間」を大切にするようになったことで、ご自身の気持ちも安定し、仕事もさらに順調に進むようになったそうです。そんなよしざわさんにタイムコーディネート手帳の使い方について伺いました。

※本記事は2023年7月13日にお送りしたInstagramライブ配信「わたしの時間と手帳のつきあい方」でのインタビュー内容を再編集したものです。

よしざわ さゆりさん

公認心理師/マスタータイムコーディネーター

元システムエンジニア。うつによる休学・休職を経験し、「自分らしく働き続けるサポートがしたい」と産業カウンセラーになる。原因不明の高熱による4か月の入院生活でキャリアの中断を経験しながらも「生きづらさを抱える人のこころと人生に寄り添い、生きる喜びを再発見するお手伝いがしたい」との目標を胸に活動を続け、母校の公立大学にて心理カウンセラーに着任する。産休、育休を取得しながら7年間在籍し、のべ4000件以上のカウンセリング・コンサルテーションを行う。実務経験を認められ、2022年に公認心理師を取得。

目次

タイムコーディネート手帳が続く理由

吉武 麻子(以下、吉武):タイムコーディネート手帳を使ったことで、さゆりさんにどんな変化がありましたか?

よしざわ さゆりさん(以下、よしざわ):たくさんありすぎて迷うのですが、一番わかりやすい変化は「手帳が続いていること」ですね。

私は元々IT系の仕事をしていたこともあり、ITツールが大好きなんです。スケジュール管理は、連携や自動入力が便利なのでGoogleカレンダーを使っています。ここ数年は、Googleカレンダーとタイムコーディネート手帳を併用するようになりました。「スケジュールを管理するのはGoogleカレンダーで」「心を整えるのはタイムコーディネート手帳で」と併走させるスタイルが【定着】しているのがまず大きな違いだと思います。

吉武:タイムコーディネート手帳は本当に多くの方から「初めて手帳が続いた」という声をいただきます。それは私が「手帳は使いこなさなくていいですよ」といつも言っていることにも起因すると思っています。

手帳考案者にはあまりない意見かもしれません。でも、手帳を使いこなすことが目的ではないんですよね。ゴールは時間に追われるのではなく、心地よく時間を使えるようになることです。手帳はその手段のひとつだという思いが強いんです。

頑張り屋さんが多いので、「手帳を使いこなさなくては!」と肩に力が入りがちな方が多い印象です。けれど、手帳を完璧に使おうとしたら、それだけで疲れてしまいます。完璧に使いこなせなかったとしても、手帳を眺めていると、具体的に今どう進んでいるのかや自分の心地よさに気付けるようになります。だから「使いこなさなくていい」とお伝えしているんです。

そして、ITツールにはITツールのいいところがありますよね。持ち歩くのがラクだったり、リマインドしてくれたり、チームや家族で共有できたりといった利点はぜひ活用してください。では、タイムコーディネート手帳の役割は何なのかというと、スケジュール管理として使うというよりは、自分の心地よさを知ることやありたい未来へ近づくために使ってほしいんです。実際のスケジュール管理ではあまり使わなくてもいい。だから、ウイークリーがそんなに埋まってなくても大丈夫なんです。

時間をかけて変化を実感『5つの「私」役割シート』

吉武:さゆりさんが特に活用しているページはありますか?

よしざわ:『5つの「私」役割シート』を特に活用しています。

吉武:『5つの「私」役割シート』のどんなところがさゆりさんにとってよかったですか。

よしざわ:「現状」を書き出す欄、現時点で本当はこうありたいという「理想」を書く欄、最後に「3年後にどうありたいか」を書く欄がありますよね。このページを見返すとき、ここに書いてある「事柄」だけでなく、「ここに書き込んだ当時の状況」や「どんな気持ちで書いたのか…という想い」も丸ごと思い出せると感じています。その記憶・記録が、迷子にならずにいつでも開ける場所にある、というところが凄く良いなぁと思っています。タイムコーディネート手帳を1年、2年と継続して使うことによって、1年前、2年前に書いたものを見返すこともできます。「あの時はこうだったな」や「あそこからここまで来られたんだ」と【自分で】振り返って、成長や変化を見つけられるのがすごくいいです。

吉武:ありがとうございます。時間の使い方は自分の価値観を基準に何気なくだけれど選んでいます。幼いときから積み重ねてきたものが価値観となっているから、時間の使い方をかえようと思っても、いきなり今日・明日でがらっと変えられるものではないんですよね。たとえ、1日がらっと変えられたとしても、それを続けるのはなかなか難しいです。

すぐに結果を求めがちだけれど、時間の使い方に関しては、長期戦で考えてほしいのです。1日1日そんなに変わっていないように見えても、さゆりさんのように振り返ってみると、がらっと変わっていたり、意識が変わっていたりすることに気付くと思います。この変化を感じやすいのがアナログの良さだともいえます。

私自身がタイムコーディネートの根本として、最初に取り組んだのがこの『5つの「私」役割シート』でした。ちょうど10年前に結婚して、これから出産も視野に入ったときに、時間の使い方や生き方を整理する必要性を感じて編み出したものが『5つの「私」役割シート』でした。この10年間で私自身も変わり、ライフステージも変わり、何回も何回もシートを書き直しました。やっとこの1〜2年で、ブレない5つの役割がみえてきた実感があります。私もここまでくるのに10年かかりました。それくらい価値観を見直す、時間の使い方を見直すということは時間がかかるものなんです。

時間も手帳も自分に合った使い方を

よしざわさんにとって初めてのタイムコーディネート手帳

よしざわ:タイムコーディネートのことを最初に麻子さんに教えていただいたのが2020年6月でした。そこから丸3年経ち、今4年目に突入したんですね。

タイムコーディネート手帳という形あるものが手元にあることで、時間軸で考えるということが本当にしやすくなったし、自分が進みたい方向に進みやすくなりました。

吉武:そうなんですよね。時間は目に見えるものではありません。朝起きたら新しい1日が始まるし、時間は常に当たり前にある存在です。だから、意識しておかないとすぐに時間は過ぎてしまいます。

1日の時間の価値を何十倍にすることはできないかもしれません。けれど、たとえばこれまで使える時間が10時間だったものを11時間にできたら、1時間の積み重ねがすごい価値を生むことにも繋がります。タイムコーディネート手帳があることで、タイムコーディネートという考え方を自分ごとに落とし込みやすくなるし、効果も実感しやすくなるんですよね。

よしざわ:タイムコーディネート手帳はタイムコーディネートという考え方を自分にインストールするためのツールなので、使いこなす必要もないし、書き込み続ける必要もないと思っています。書くことで自分にインストールしやすい人はたくさん書けばいいし、持っているだけでいい人は持っていればいい。ワークシートだけやるのもいいし、「自分で使い方を選べるところ」がすごくいいですね。

吉武:まさにそうなんです。私の使い方を見て、「麻子さんみたいに使わなくちゃ!」と思う必要は全くありません。人によって本当に使い方は違うし、それでいいんです。タイムコーディネート手帳も3年目になりましたが、「ようやく自分らしい使い方ができるようになってきた」というお声もいただきます。自分に合った使い方を見つける過程も楽しんでもらえると嬉しいです。

時間と向き合って自分の本音がみえた

よしざわ:タイムコーディネートを知ってから自分がどう変化したのかをリストアップしてみたんです。そのリストには、「カウンセリングを本業に出来た」「国家資格に合格した」など、客観的に見ても実績と呼べるような成果がたくさんありました。でも、華々しい実績であるはずのそれらは「過ぎ去ったもの」で「今日のわたしに幸福感を与えてくれるもの」ではありませんでした。なのに、タイムコーディネートに惹かれ、多くの方に伝えたいと思っているのは事実。それはなぜなのか?と考えてみたら、内面に大きな変化があったからでした。

具体的には、私は自分のことを仕事人間だと思っていたんです。けれど、自分の時間を振り返ってみると、家族の時間をとても大事にしていました。そして、本当は大事にしたい家族を蔑ろにして仕事に精を出していること、そのギャップがストレスの一因であったとも気づきました。時間を整えようとしたことで、自分の本音や本心がくっきりと見えるようになりました。「この気づきを踏まえて、これから先をどう生きたいですか?」と問いをくれるのがタイムコーディネートだと思っています。

吉武:ありがとうございます。『5つの「私」役割シート』に「夫・妻としての自分」と入れる方も多いと思います。けれど、実際には夫婦の時間を取れていない人がほとんどなんです。そんななか、さゆりさんは「夫との時間が何よりも大事」と気付いたとシェアしてくださったんですよね。自分にとって大事な時間が何かがわかると、自分の心地よさの基盤を作ることができます。その基盤が守れると、無理してアクセルを踏まなくても仕事に集中できるようになるんです。

よしざわ:確かにそうですね。夫婦仲がいいので、当たり前のこととして今まで意識をしたことがなかったんです。一緒にいたくて夫婦になったのだから、一緒にいる時間を確保するのが当たり前だし、時間が取れないとイライラするのは当然だと思っていました。

初めて『5つの「私」役割シート』に現状を書き出したときに、1日0.5時間しか夫婦の時間が取れていないことに愕然としました。「私は夫との時間が一番大事だと思っているのに、実際は仕事や育児に追われて、夫との時間を大事にできていないじゃないか…!そりゃあイライラするはずだ」って。それからは、ちょっとイライラするなと思ったときには、お昼休みの1時間で夫と一緒にランチを食べられないかを考えたり、夫を仕事場まで送迎するこことで話す時間を確保したりするようになりました。

夫を送迎すれば移動時間が増えるので自分の時間は減りますが、自分の満足度は上がるんですよね。「自分が使える時間」を単純に増やすのではなく、「自分にとって大事な時間」を増やすことが大事なんだと感じました。

吉武自分にとって何が大事な時間なのかを自分がわかっているからこそ、大事にできるようになるんですよね。

関係性から心地よさを知る

よしざわ:カウンセリングでは「自分にとって大事な人との関係が整っていると、その外側にいる家族ともうまくいくし、さらに外側にいる会社の人ともうまくいく」という考え方があります。だから、外側の人間関係に悩んでいるときには、自分にとって一番大切な人は誰かを考えてもらいます。

吉武:なるほどです。タイムコーディネートの考え方でいうと、何よりもまずは自分の心地よさを探究しようとお伝えしています。自分が心地よくないと、自分の近くにいる人を大切にすることができないからです。その心地よさを探究するにあたって、自分一人で内観しはじめると、よくわからなくなることがあるんですよね。そんなときに客観的に見られるのが、誰かとの関係性なんです。

誰かと一緒に過ごすと、「自分はこういう時間を大切にしたいんだ」「自分はこの人と過ごしたいんだ」「自分はこういう環境に身を置きたいんだ」といったことを感じるはずです。誰かとの関係性のなかで自分を見ることで、一人で考えていたときにはわからなかった自分の心地よさを知ることができます。『5つの「私」役割シート』も自分にとって心地よい関係性を紐解くツールとして活用してもらえると嬉しいです。

2024年は感謝を届けにいく1年に

吉武:さゆりさんは2024年はどんなテーマでタイムコーディネート手帳を活用していきたいですか?

よしざわ:2023年は「なぁなぁにしてきたことを正す」がテーマでした。今までやってきたことを振り返り、自分が今持っているものやこれまで得てきたことを確認して、誰にどんな感謝を伝えたいかを整理している最中です。それを整理しきったら、私が持っている能力を使って、感謝したい人に感謝を届けていく活動をしていきたいと思っています。そこをハッキリさせて、行動に移していくのが2024年のテーマですね。

吉武:いいですね!自分の時間を整えていくと、自分の心地よさや目指すものがみえてきます。さゆりさんもこれまでじっくりと整えることに取り組んでこられて、そこから「いざ行行動!」という次のフェーズに進まれる、ということですね。

よしざわ:そうですね。今、思い出したんですが、2024年は「夫の出張に同行し、場所にとらわれずに仕事をする」というのも目標にありますね。

吉武:素敵です!さゆりさんは「夫との時間が何よりも大事」と言い切る強さがかっこいいですよね。大切なものを持っている人はやっぱり強いです。みなさんもご自分にとっての大切なものや大切な時間を言い切る強さを手に入れてもらいたいです。

最後にメッセージをお願いできますか。

よしざわ:はい、ありがとうございます。麻子さんから質問していただいて、また新たな気付きがあったので、こういう時間をいただけて嬉しかったです。まもなくメルマガをはじめようと思っています。私が勉強してきたことや普段当たり前にやっていることをみなさんにお伝えしたいと思っているので、Instagramのアカウントからご登録いただき配信をお待ちいただけると嬉しいです。

よしざわさゆりさん Instagram:
https://www.instagram.com/sayuri_yoshizawa/

吉武:さゆりさん、今日はありがとうございました!

よしざわ:ありがとうございました!

インタビュアー:吉武 麻子
編集:長谷部 敦子

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