タイムコーディネート手帳ユーザーでエプロン専門店【アトリエ・エプロンヌ名古屋】の稲葉みどりさんに手帳を使ってみての感想やご自身の変化を伺いました。
稲葉 みどりさん
エプロン専門店経営
ー エプロンで衣食住を大切に。
エプロンがあるところには、誰かの笑顔のため、心を込める人の姿がある ー
毎日仕事でエプロンを着る時間に、特別な魅力を感じていたことから、衣装・アパレル製造、飲食店接客業、webデザイン業を経て、2020年にエプロン専門店を開業。
飲食店やお水を扱うお仕事で働く人の悩みを解消する『からだを冷えから守る やさしいワーキングエプロン』は、見た目はシンプルでおしゃれなながら、洋服が濡れるのを防ぐ「他にはない防水エプロン」と評判に。これまでのオーダーで800着以上を製作し、全国に愛用者多数。
2才6才の2児の母で、親子お揃いのエプロンで楽しい思い出作りも大切な時間に。
手帳で知った自分の本当に叶えたい未来
ーータイムコーディネート手帳を使って叶えたい未来は何でしたか?
最初は、新素材の商品開発・リリースでクラファンを成功させたいというイメージがありました。そのために、タイムコーディネートメソッドを1人でも自然に出来て、習慣がついている自分になりたいと思っていました。
でも、思い返すと、この目標達成に向かう理由は「このままの自分じゃダメだ。」と言った自己否定の塊からくるものでした。『一人より、みんなで!より挑戦的に!行動的に!』…と、前向きさで自己否定を隠した、叶えたい未来でもありました。
なので、「なぜクラファン?」「本当にやりたい?」という葛藤が常にあり、クラファンで何が掴みたいかが悩みの種になっていました。子供が小さく、いろんな役割を持つ自分が叶えたい未来を的確に捉えたいというのが、本当の自分の思いであったかなと思います。
なりたい姿が具体的になり行動できるように!
ーー叶えたい未来のためにタイムコーディネート手帳をどのように使いましたか?
ワークショップや、麻子さんやゆうこさんのライブ配信で、みなさんとのコミュニケーションの場がありました。アドバイスをいただける環境にいられたのが、楽しみながら使えた理由でもありました。Instagramは手帳や時間の使い方が復習しやすくて助かります!
実際のページの活用では、『3カ月プロジェクトシート』を印刷して、いつでも見られる状態に。手帳を使う前より、先々なっていたい姿をより具体的に考え、実際に種まき行動を起こせるようになりました。
『5つの「私」役割シート』で自分の理想と現状を言葉に。一週間の過ごし方にイメージを移して、具体的な日々の時間の使い方を再確認していきました。プロジェクトごとの進捗を軌道修正しながら、『ウィークリーページ』にやることと感情を書いていく・・・といった感じです。
目標をサイズダウンしても自己否定しなくていい
ーーあなたにとって心地よい時間はどんな時間だとわかりましたか?
・一人がむしゃらに目標を達成することより、大切な家族と心が通っていたい
・他人と比較せず、自分にあうサイズで確実に進んでいる実感を持ちたい
・家族との時間には心穏やかに笑顔でいたい
これが、役割が増えた今の私にとっての心地よさです。
私が関わらせていただいている女性起業家の先行く人たちは、みなさん素敵な方ばかりです。その背中を追って、目に見えやすい成果を出したかった。けれど、周りと比較して、自分の本音がわからなくなっていたんだなぁと気づきました。
目標をサイズダウンすることで、自己否定をしないこと。これが今の自分にとっての恐れを手放すことだったのか…と気がつきました。これまでは、方向転換をしていく過程の真っ只中だったんだな、と感じます。
理想に「べきねば」が隠れていないか?
ーータイムコーディネート手帳を使う中でどんな変化がありましたか?
初めは細かく時間を考えて、その通りに自分が動ければいいんだと思っていました。けれど、そうでもない…。その理想が「べきねば」か?「本心」か?というのを自分で気づいていくことが大切なんだと気付きました。タイムコーディネート手帳は、その時の感情も一緒に書いておけるところが、よい部分だと感じます。
具体的な行動・出来事とともに心地よさにフォーカスするようになりました。充実感の正体は、どんな時に幸せだったか?モヤモヤしたか?どう感じたのか?の蓄積なんだなぁと…。その都度、自分の気持ちを素直に感じられることが、心地よくタイムコーディネートする土台だと感じます。
そうわかっていてもできないこともあります。それでも、いつも向き合うことで腹落ちするところに必ず繋がってきていると信じています。
「全部自分でやる」を手放し新しい課題に挑戦する
ーータイムコーディネート⼿帳を使っていなかったらどうなっていましたか?
全部自分でやろうとしていたと思います。もっともっと出来るはず!と本来のキャパ以上のことを詰め込んで、自分の首を絞めていたかもしれません。「時間がないー!やっぱり達成できない!家族のことで予定通りに行かない!」と。
結果的には、クラファンを成功させる!という目標は、モノづくりの進行度を理由に一旦手放すことにしました。けれど、プロジェクトを動かそうとしたことにより、自分のこれまでやってきた大切な点も見つめ直すことが出来ました。さらに、はじめてのライブ配信や、オンラインショップを新規で立ち上げるなど、人にお願いしながら様々なことを乗り越えられるように。
いろんな課題に試行錯誤しながら、プロジェクトをチーム化する。このことへチャレンジするきっかけをいただけて、感謝しています!
タイムコーディネート⼿帳は現状を変えたいのに行動できない方にオススメ!
ーータイムコーディネート⼿帳をどんな方にオススメしたいですか?
現状を変えたいという思いはあるけど、なかなか動くことができない方におすすめしたいです^^
ありのままの自分で進むには、具体的にはどうやって目標を立てて過ごしていくのがよいだろう?と漠然としている方もいるはず。手帳を使って、タイムコーディネートメソッドを繰り返していくなかできっと見つかります。必要な出会いを自分でつかんでいくようになれると感じています^^
また、「手帳自体をきちんと使おうと意気込まなくても大丈夫」と言ってもらえるのは嬉しいです!使っているメンバーさんも多く、その発信に触れる機会や、ライブ配信、コミュニケーションの場など、日々の振り返りをしようと思うきっかけもたくさんあります。もっと先の未来を考えるのを楽しくするアイテムになってくれると思います^_^
吉武麻子よりワンポイントメッセージ
みどりさんは『5つの「私」役割シート』の現在と理想の私をまず書いて実行してみたら、「あれ?これって私が本当にやりたいことだっけ?」となったそうです。
そこから、タイムコーディネート手帳の振り返り欄に感情面を書くようにしたら、自分が大切にしたいことが見え、徐々に等身大の自分で時間を使えるようになったそうなんです。
本当の心地よさも試してみないと分からないものですよね!
この度は、素敵なお話をありがとうございました。