タイムコーディネート手帳で自分のチャレンジしたかったことに時間が使えるように vol.56

岩田及子様タイムコーディネート手帳ユーザーの声

保健師として忙しく働く岩田及子さん。手帳が好きで、これまでもさまざまな手帳を使ってこられたそうです。コーチとしての活動もはじめるにあたり、手帳の使い方を見直すことに。30年、手帳を使い続けてきた岩田さんがタイムコーディネート手帳を使うようになって感じた変化とは。やりたいことを日常に組み込むための工夫についても伺いました。

※本記事は2023年8月29日にお送りしたInstagramライブ配信「わたしの時間と手帳のつきあい方」でのインタビュー内容を再編集したものです。

岩田 及子 さん
保健師/コーチ

青森市出身。保健師、看護師、助産師の資格をもつ。

地域に住む人たちの健康を守る、予防医療のプロである保健師の仕事に魅力を感じ、保健師の道へ。
函館、千葉、大阪、東京……と全国各地へ転居しながらも働き続け、保健師歴は26年に及ぶ。

現在は、保健師を続けながら、子育てに悩むママが自分の人生を楽しめるよう、そして、親子が良好な関係を築けるよう、コーチとしてもサポートしている。今後は、マスタータイムコーディネーターとしても活動予定。

目次

備忘録から未来を考えるためのパートナーへ

吉武 麻子(以下、吉武):及子さんは元々手帳がすごくお好きなんですよね。

岩田 及子さん(以下、岩田):そうなんです。これまでいろんな手帳を使ってきました。タイムコーディネート手帳は、私が参加していた樺沢塾に麻子さんが登壇されたことがあって、そのときにはじめて知りました。

吉武:起業されている方にお使いいただくことが多かったのですが、タイムコーディネート手帳がだんだんと広まってきて、いろいろな方にお使いいただける機会が増えたのが、とてもうれしいです。

及子さんにとって、手帳はどんな存在ですか?

岩田:今ではパートナーのような存在になりました。タイムコーディネート手帳に出会って、未来をすごく考えるようになったんです。以前はどちらかというと、備忘録として手帳を使っていました。私は保健師の仕事をしているので、毎日違った場所に出掛けます。○日はどこに赤ちゃんの健診に行ったといったメモを残しているので、1年をどう過ごしていたかを振り返ることができます。30年近く、生きてきた軌跡を手帳に残してきたって感じです。

あとは、離れて暮らす家族がいるので、帰省の予定を手帳で把握しておくのも私にとっては大切ですね。

吉武:手帳は使い方によって、いろんな存在になりますよね。

タイムコーディネート手帳は自分の心地よさの探究と、ありたい未来に向かってやりたいことを計画・実行するために作った手帳です。ただ、使ってくださっている方のお声をたくさん伺っているうちに、作ったときには気付けていなかった価値を私も感じています。それが、及子さんがおっしゃってくださったように、自分が歩んできた道を残し、振り返ることができるという点です。とても意味があることだし、紙の手帳を使う大きなメリットだと今では感じています。

時間の流れが途切れない手帳

吉武:タイムコーディネート手帳で気に入っているところはありますか?

岩田:月曜始まりのバーチカルである、というのは私が一番求めていた点なんです。タイムコーディネート手帳はそれをクリアしているだけではなく、1週間の成果や改善点を同じページに書けるんですよね。実はこういう手帳を自分は必要としていたんだな、と感じています。

岩田さんお気に入りのWeeklyページ

以前は、たくさん書けることを重視して、1日1ページの手帳を使っていました。けれど、それだと見開きで2日分しか見渡せません。「1週間」という自分が見たい単位で振り返ることができなかったんです。

今は1週間単位で把握出来るようになったので、「今週中にこれは絶対やらなきゃ!」や「今週は全然本を読めていないな」といったことに気づきやすくなりました。いい手帳に出会えたなーと思っています。

吉武:うれしいです。私も1日1ページの手帳を使っていたことがあります。たくさん書けるけれど、1日1ページだとどうしても手帳自体が重くなるのと、時間の連続性が感じられないんですよね。

1日1日の出来事をしっかりと残すという目的であれば、デイリー手帳が合うと思います。けれど、何か目標に向かって中長期視点で行動していくことが必要なら、「時間の流れが途切れない手帳」がすごく使いやすいと思います。

タイムコーディネート手帳のこだわりとして、ウィークリーページは1年分がずっと続いているんです。途中にマンスリーページや他のページが入ることはありません。それは時間の流れを途切れさせたくないからです。

及子さんがタイムコーディネート手帳を使うことで、1週間で物事を見ることを習慣化できたというのはすごくうれしいです。

岩田:はい、タイムコーディネート手帳にすごく助けられて習慣化できました。

タイムコーディネート手帳はシンプルだからデコりやすい

吉武:私があまりシールを貼ったり、イラストを書いたりをしないタイプなこともあって、タイムコーディネート手帳は特にデコることを想定しては作っていません。

なので、手帳をデコって使いたい人にとっては、少し物足りないんじゃないかと思っていたんです。だけど、実際に及子さんのタイムコーディネート手帳を見せてもらったら、すごく素敵に使ってくださっていてうれしかったです。あんなにデコってあるタイムコーディネート手帳を初めて見ました!

岩田さんが実際に使っている手帳:カラフルなペンやお気に入りのシールを使って、見た目も楽しく

岩田:タイムコーティネート手帳はすごくシンプルに作られているので、手帳をデコりたい私にとっても実はすごく使いやすいんです。手帳によっては、いろいろな情報を挟んでくれたり、イラストが入っていたりするけれど、それを自分で工夫できるのはうれしいですね。

吉武:当初、タイムコーディネート語録のようなものを入れようか、という話もあったんです。けれど、余計な情報がない方が頭のなかもシンプルになるだろうし、みなさんがご自身にとって使いやすいようにアレンジしやすいよう、シンプルさにこだわりました。

「役割」から時間の使い方をみる

吉武:『5つの「私」役割シート』は使っていただいていますか?

岩田:はい。「保健師として働く私」「コーチとして働く私」「学ぶ私」「子どもたちをサポートする私」……といったように、今は役割をわけています。

役割ごとに自分の時間を見える化する『5つの「私」役割シート』

吉武:いいですね。『5つの「私」役割シート』はタイムコーディネート手帳の1ページ目にあります。これは、役割ごとに自分の時間を見たことがない方が多いように感じてつくったページです。

私たちは24時間でいろんな役割をこなして、常に時間に追われている状況です。その忙しい24時間を実際に可視化することが目的のひとつ。あとは、理想の時間の使い方と現実の時間の使い方のギャップを把握するという目的もあります。そして、一番大切なのは、24時間のなかで、やるべき役割とやりたい役割……いろいろな役割のバランスをしっかりと取ることです。

3年後の理想を書く欄もあります。これも毎年毎年結構変わる、というユーザーさんからの声をいただきます。私は役割シートを書き始めてもう10年くらいになります。最初は1年経つと理想として書くことは大きく違っていました。でも、やっとこの1、2年はいいバランスで整ってきたと感じています。

『5つの「私」役割シート』はぜひ毎年更新して、ご自身の変化を楽しんでほしいページですね。

目指す理想がわかると時間の使い方も変化する

岩田:『5つの私役割シート』には理想を書く欄がありますよね。私にとっては少し苦手意識があるところでもあります。

私は日々のルーティンをこなすことは得意なんです。ただ、理想から逆算してやることを考えるのは、しっかりと時間を確保して考える必要があります。そうしないと、「今、私は何をしたらいいんだろう?」と、なってしまうんです。

吉武:私たちは目の前にやるべきことがいっぱいあるので、ついついそこから手をつけてしまいがちです。けれど、やりたいことがあるのであれば、取り組む時間や学ぶ時間を、仕事や家族のサポートをしながらでも確保しなくてはいけません。

自分のやりたいことがあるのに、その時間を確保できないと、すごく頑張っていたとしても充実感に繋がりにくいんですよね。タイムコーディネートでは、「やりたいことや夢・目標がある方は、それに取り組む時間をまずは確保しましょう!」とお伝えしています。

日々のことをこなすだけで終わらないように、『VISION逆算シート』でどういう人生を歩みたいのか、後悔しない人生とはどういう人生なのか、どんな価値感を大切にしていきたいのかを言葉にしてもらいます。

目指す理想を言葉にするVISION逆算シート

VISIONといってもすごく高尚なものにしなくちゃ、綺麗な言葉にしなくちゃ、と考える必要は全くありません。自分にとって大切なものをメモしておくだけでも、日々の時間の使い方がブレなくなっていきます。

目の前のことだけをこれまで懸命にやってきたという方は、まずはご自身のことをねぎらっていただきたいです。その上で、未来のことを考えられるようになると、心に余白が生まれます。より広く、より長く、これまで見ていなかったいろんな視点で時間を捉えてもらえると、時間の価値も深まります。

時間や場所でやることを決める

吉武:及子さんはご自身のチャレンジしたいことに取り組む時間は確保できていますか?

岩田:忙しくても、少しでも時間を確保するようにはしています。ただ、その時間をどこに設定するかがまだ上手くできず、睡眠時間が減ってきています。なので、帰宅後すぐにその時間を確保するように変更してみようと思っているところです。

吉武:私たちは自分の時間や睡眠時間を削ってなんとかやろうとしてしまうんですよね。でも、やっぱり睡眠時間を削ってしまうと、日中のパフォーマンス力が落ちてしまうので、効率はよくありません。

24時間のなかで、まずは睡眠時間をしっかりと確保した上で、残りの時間をどう使っていくかを考えるのがタイムコーディネートのひとつのポイントになります。

岩田:麻子さんはご自身のチャレンジしたいことに取り組む時間はいつ確保していますか?

吉武:私は4時半に起きて、21時半には寝る生活なんですね。

岩田:4時半!素晴らしい。

吉武:なので、朝時間にやろうと思っていることをささっと1個やることもあります。あとは、朝、子どもたちを送ったあと、そのままカフェに行って、頭を使うクリエイティブなお仕事をまずは優先してやる。そして、集中力が切れたらピラティスに行って……といった感じです。

朝と午前中にクリエイティブなことをやって、その後は運動が好きなのでピラティスの時間を取ります。集中力も切れて、少し眠くもなってくる午後にメール返信……といったように、流れを作っておくといいですよね。読書も集中力が切れたときにカフェでしています。

場所でやることを決めるのもいいですよね。このカフェではおいしいコーヒーを飲みながら読書する、といったように、場所とやることをセットにしているものもあります。

岩田:私も週に1回ぐらいのペースでヨガに通っています。ヨガの後は喫茶店に行って、手帳で1週間を振り返る時間を確保しています。あと、早く起きられた日は、職場に行く前に15分か20分、コーヒーショップで1日の予定を確認することもあります。この時間をもっと長く確保できるようにしたいです。

吉武:そうですね。私も仕事は17時までにしていますが、16時半頃からは手帳をチェックして、今日できたことや明日やりたいことを確認するようにしています。

月に1回はパソコンを持たずにカフェに行って、『3ヵ月プロジェクトシート』を確認したり、未来のことを妄想したりする時間を確保しています。その時間が月に1回の楽しみでもあるんですよね。

人は基本怠け者なので、すぐにやらない理由を作ってしまいます。なので、この時間にはこれ、この場所にきたらこれ、といったように、自分に必要な時間を確保できる環境づくりはすごく大事ですよね。場所によってやることを決めていると、悩まなくて済むのもいいですよ。

岩田:なるほど。ありがとうございます!

吉武:最後に及子さんからみなさんへメッセージをお願いできますか。

岩田:はい。タイムコーディネート手帳でご自身の未来を考えたり、日々を振り返ったりする時間をぜひ作っていただけたらと思います。私もタイムコーディネートの学びをさらに深めて、この考え方を広げていく一人になりたいと思っています。特に、私と同じように保健師の仕事をしている人たちにもタイムコーディネート手帳の良さ、紙の手帳の良さを広げていきたいです。コーチとしての活動はInstagramで発信しているので、ぜひご覧いただけるとうれしいです。

▼岩田 及子さんInstagram
https://www.instagram.com/chikap2525

吉武:及子さん、今日はありがとうございました。

岩田:ありがとうございました。

インタビュアー:吉武 麻子
編集:長谷部 敦子

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