タイムコーディネート手帳は理想のライフスタイルを叶えられる手帳 vol.29

家族との時間を大切にしたくて起業という働き方を選んだ金城祐子さん。実際には、仕事に追われていつも焦りや苛立ちを抱え、家族との時間も楽しめなくなっていたそう。タイムコーディネート手帳を使うようになり、心地よい時間の使い方ができるようになったという金城さんに、限られた時間でも成果を出しながら心豊かに過ごせる理由を伺いました。

※本記事は2022年12月1日にお送りしたInstagramライブ配信「タイムコーディネート手帳が私たちにもたらしてくれたもの」でのインタビュー内容を再編集したものです。

金城 祐子 さん

WEBプランナー
ペライチ認定公式サポーター

大手アパレル会社のショップ店員として10年間勤務。2人目の出産を機に、『家族や自分の時間も大切にしながらお仕事がしたい』と思い、2014年に起業。自宅でできるメルカリ販売をスタートする。

自身の経験を生かして始めたメルカリ講座は、すぐに満席となる人気講座に。講師経験もゼロ、認知もゼロでもWEBページを通してお客様に価値が伝われば選ばれることを実感し、WEBやランディングページの重要性を強く感じる。

現在は、好きや得意で起業している女性起業家向けに、売り込まなくても申込みが増える!あたらしいお客様と出会える「やさしいWEB集客実践講座」を開催し、サポートを行なっている。

Instagram https://www.instagram.com/yuko._kinjo/

目次

家族を大切にしたいから選んだ道なのに家族にイライラ

吉武 麻子(以下、吉武):祐子さんはタイムコーディネートを実践してくださって、すごく時間の使い方もスッキリされましたよね。ご活躍の場を拡げられていて、本当にすごいなと感じています。そんな祐子さんですが、タイムコーディネート手帳に出会う前はどんなことに困っていましたか?

金城 祐子(以下、金城):目の前の期限があるタスクに追われて、常に気持ちが焦っていました。

未来の種まきとか、ビジネスを成長させるための仕組みづくりといった「緊急じゃないけれど重要なこと」。これらを本当はやらないといけないと分かってはいるけれど、全然着手できなくて。

できないことに対して、苛立ちとか、焦りがすごくありました。全く気持ちに余裕が持てなくて、イライラの矛先が子どもにいってしまうこともあって。

家族の時間を大事にした働き方がしたくて起業という道を選んだのに、大事にしたいものを大事にできていない現状や自分自身に対して嫌悪感がありました。こんなにイライラするつもりじゃなかったし、もっと幸せな気持ちになりたくて、この道を選んだのに・・・と自分を責めてしまっていました。

吉武:そうですよね。私も起業した理由のひとつは、家族との時間を大切にしたいから、でした。とはいえ、特に起業初期はやることがいっぱいありますよね。正直、お勤めしていたときより時間がない状況も結構あるじゃないですか。祐子さんが悩んでいたのは、やはり起業初期の頃でしたか?

金城:はい、初期の頃から悩んでいました。私の仕事はパソコンがあったらお仕事が成り立つんですよね。常に家で仕事ができる環境だからこそ、区切りがつけられず、ズルズル仕事をしてしまっていました。

1日に使える時間の少なさに衝撃を受ける

吉武: タイムコーディネート手帳を使ったことで、状況に変化はありましたか?

金城:ありました!

まずやったことは、
・最初に睡眠時間を確保すること
・1日に使える時間を可視化すること
この2つでした。

自分の使える時間が具体的にハッキリと見えたのが一番大きかったです。「1日にこれだけしか使えないんだ!」という発見がありました。

吉武:そうですよね。タイムコーディネート帳のウィークリーページは1日24時間表記で1週間が見渡せるバーチカルになっています。パッと見ただけだと、時間ってすごくあるように思えるんです。けれど、睡眠時間を確保して、家族との時間を確保して・・・とやってみると、実際に稼働できる時間が見えてきます。思っていたより少ないと感じる方が多い印象です。

金城: はい、本当に衝撃的でした。目に見える形になってようやく、「自分の使える時間は少ない」ということを心から実感できました。

実現可能な計画を立てるには見積り時間の精度をあげること

金城:時間を可視化する過程で、自分がやろうとしていることと自分が1日にこなせる量が合っていなかったということにも気づきました。たとえば、「お客様に連絡を取る」というタスク。これに何分かかるのか、といったことが、1日の仕事をすべて、ログを取ってみてわかったんです。計画時点から自分の許容量を超えていた、ということに気づけた点も大きな発見でした。

吉武:タイムコーディネートの考え方を実践してくださったんですね!タスクにかかる時間の見積りと実際にかかった時間の誤差がなくなると、実現可能な計画になるんです。

誤差をなくしていくために、「まずは、何にどれくらい時間がかかっているのかをちゃんと記録してくださいね」とお伝えしています。とはいえ、結構大変なんですよね。ログを取るのは面倒くさいし、手間もかかる。けれど、それを忠実に実行されたからこそ、気づきを得られたということですね。

金城:そうですね。メルマガを書いたり、LINEを配信したりするのは結構時間がかかることがわかりました。そもそもこれは1日に1つしかできないタスク。それがわかったので、次からは、1日に1つのタスクだけにして、他は入れないようにしました。 すごく気持ちが楽になったし、ちゃんと見積もった時間内で終われるようになるので、計画が立てやすくなったというのも大きかったですね。

1日のタスク量を減らしても目標達成ができる理由

吉武: 素晴らしいですね。自分が使える時間と自分が1日にこなせる量がわかったことで、計画を立てるときに今までよりも少ないタスク量にした、ということですよね。きっとタスクを減らしたら、目標達成できないんじゃないかって不安に感じる方もいらっしゃると思います。実際にタスクを減らしてみてどうでしたか?

金城: タイムコーディネート手帳の『3カ月プロジェクトシート』をフル活用することで、その不安は解消できました。

たとえば、自分の講座の募集ページを作るとき。3カ月スパンで見ることで、募集開始がここだったら、逆算して今は何をしなくちゃいけない、というのが具体的にわかります。

1カ月とか1日にやるべきタスクに落とし込む。そうすると、タスクの量は少なくなるけれど、ゴールは見失っていない。それを『3カ月プロジェクトシート』でいつも実感できるから、焦りはなくなりました。

吉武: 1日のタスク量を減らすから、結果的に立てた計画通りに進むようになるんですよね。3カ月という単位で計画を立てることで、ゴールを見失わずに進める。無駄なことをやらない分、スムーズに進むんですよね。

ゴールに向かって進んでいる実感もあるから、やることを減らしても自分の中での満足感も高いまま。自分を不必要に否定することもなくなります。だから、どんどん達成したいというモチベーションにもなって、行動力に繋がる。そんなプラスの循環が生まれますよね。

金城:手帳を使い始めたとき、長期講座をスタートさせるというのが1つのゴールでした。生徒さんのサポートや制作のご依頼も受けながら、このゴールを達成できたんです!これは、『3カ月プロジェクトシート』をうまく活用できたからだと思っています。

日々のタスク管理よりも大切なこと

吉武:タイムコーディネートに取り組み始めた頃、クライアントサポートだけで『3カ月プロジェクトシート』が埋まってしまうと悩んでおられましたよね。

ご自分が本当に進めていきたいことと、クライアントサポートが混在していて、『3カ月プロジェクトシート』には5つのプロジェクトしか書く欄がないから書ききれない、と。

そのときに私は、「この手帳はあくまで祐子さんのプロジェクトに使ってください」とお伝えしましたよね。クライアントサポートについては、エクセルや他のツールを活用してチェックしてください、と。タイムコーディネート手帳はご自分のプロジェクトや人生について書く手帳。「やるべきこと」からではなく、「どう生きたいのか?」から、目標や計画を立ててほしい、と。

日々の仕事とご自分のプロジェクトを分けて見られたというのも影響がありましたか?

金城:はい。本当に自分が取り組まなくてはけないことだけが目からの情報として入ってくるので、心理的な負担がなくなりました。「自分はちゃんと進んでいるから大丈夫」と思える安心感もあったし、自分に丸を出せたように思います。

吉武:みなさん、やることを本当にたくさん抱えています。タスクをまずは整理してみることからはじめてほしいですね。

どこにフォーカスして限られた時間を使うのか。自己実現ができてこそ、クライアントのサポートや社会貢献もできると私は思っています。

自分の土台をしっかりと整えられると、クライアントのサポートにもモチベーション高く、しっかりとコミットできるはずです。

タスクって細かくするとすごくたくさんあるんです。でも、タイムコーディネート手帳のウィークリーページにあるタスク欄には基本的には未来のためのタスクだけを書くようにしてほしいんです。 日々の細かいタスクについては、睡眠時間のところとか空いているスペースにチェックするなど使い分けをしてくださいね、ということもお伝えしています。そうやって、情報をコントロールすることも大事ですよね。

時短・効率化では得られない心地よさとは

吉武:祐子さんが実際に使ってみて、タイムコーディネート手帳はどんな人に手に取ってもらいたい手帳ですか?

金城:自分のビジネスも家族のことも大事に、充実した毎日を過ごしたい起業家さんや、何か達成したい目標がある方にオススメしたいですね。

吉武:従来の時間術には、時短・効率化して、隙間時間にやることを詰め込んで・・・とにかくタスクを多くこなそうという考え方が根底にはあるんですよね。タイムコーディネートの考え方はそうではありません。タイムコーディネートの考え方を実践して、やることを削ぎ落として、削ぎ落として、削ぎ落とした祐子さん。その祐子さんがどんどんご活躍されているのが、本当に私もすごく嬉しいです。何より、ご家族の時間もいっぱい取れるようになったんですよね?

金城:本当に取れるようになりました!それまでは、週末は家族と過ごすと決めていても、平日に終わらなかった仕事は週末にしていました。家族と過ごしていても心ここにあらずで、頭では仕事のことを考えていて、楽しめない自分がいたんです。今はそれがなくなりました。

吉武:いいですね。祐子さんは今、心地よい時間の使い方ができているという感覚がありますか?

金城:すごくあります!本当に今、この時間の使い方、バランスの取り方がすごく幸せですね。

吉武:嬉しい!ご自身の理想の心地よい時間の過ごし方は、最初から具体的に描けていたんですか?あとはそれを実践するだけ、という状態だったのでしょうか?

金城:そうですね。家族と過ごすときには、一緒に心から笑いたいし、楽しみたい。違うことを考えないで、本当に「今ここ」に集中したい。そう思っていたけれど、自分だけではどうやったら実現できるのかがわかりませんでした。

子どもがいるからビジネスはできない、とは言いたくありませんでした。家族の時間を充実させたいから、仕事も頑張りたいと思っていたんです。

タイムコーディネート手帳で24時間を見える化するようになって、「自分の時間」と「家族との時間」は、ちゃんと切り分けて過ごしていけるんだということがわかりました。

吉武:本当に嬉しいご感想ばかりです。

家族との時間も大切にしたいけれど、仕事もしっかりとやっていきたいという方は多いと思います。でも、時間の関係上、どちらかしか優先できないんじゃないか、どちらも大切にするなんて理想論だ、と諦めてしまう方もいらっしゃると思うんです。

どちらも大切にする方法が「ただただがむしゃらにやる」ということであれば、うまくいきません。勇気を持っていかに削ぎ落とせるか、がすごく大事なポイントなんですよね。

勇気を持って緩めたら理想のライフスタイルが手に入った

金城:自分の使える時間が把握できると、自分が望んでいたスピードでは進められないことがわかるんですよね。無理をしたらできるかもしれない。でも、無理をして身体を壊すのは本末転倒だし、それは自分が本当に望んでいることではない、ということもわかったんです。

想定していたスピードでは実行できなくても、着実に進んでいることは実感できる。その実感があるから、私の精神状態も安定するし、そうすると子どももイキイキしてくるんですよね。

以前だったら、子どもが帰ってきたときにも「もう帰ってきた!」と、イラっとしていました(笑)今は、帰ってきても「かわいい!」と思えるんです。すごく優しい気持ちになれているんですよね。仕事の進み方が多少ゆっくりでも、自分の体も心も元気な状態で進めていける。今、私が叶えたかったライフスタイルに辿り着いたような気がしています。

吉武:すごく嬉しいです!やっぱり焦る気持ちは出てくると思うんです。けれど、やっぱりその先なんですよね。目の前の目標達成が重要なのか、それとも自分が望む人生を生きることが重要なのか。

望む人生が、健康で、心豊かに、笑顔で家族と一緒に過ごすことだったとき。今こだわっている目の前の目標がどれだけ重要なのか、ですよね。そこが腹落ちすると自分が目指すゴールに行くために必要な、本当に最小限のことは何なのかという考え方に徐々シフトできるようになります。

タイムコーディネート手帳を使って整理しながら、自分はどんな人生を生きたいのか、その上でどんな目標を叶えたいのかを考えていただきたいですね。

最後に、祐子さんのお仕事の話も伺いたいです。祐子さんはメルマガをされていらっしゃるそうですが、どんな方に向けて書かれているのでしょうか。

金城:地方で、自分の好きなことや得意なことでお教室の運営や講師業をされている方に向けて、売り込まなくても申し込みが増えるWeb活用についてお届けしています。

メルマガにご登録いただいた方へ「売り込みせずに自然と売れる流れを作る3つの基本ステップ」という13ページの資料をお渡ししています。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

金城祐子さん メールマガジン
https://lit.link/yukokinjo

吉武:どこにいても、日本全国、世界にだって届けられるWebは活用したいですよね。無理に煽るようなセールスは自分も疲れちゃうし、お客様もそこには惹かれないと思います。

祐子さんの自然体で、無理せず、家族との時間も大切にしながら事業を発展させていらっしゃるところもすごく参考になると思うので、ぜひご登録いただきたいです。

今日は、タイムコーディネートを実践して、心地よい毎日を過ごしていらっしゃるお話をたくさん伺えて、すごく嬉しかったです。本当にありがとうございました!

金城:こちらこそ、ありがとうございました!

インタビューアー:吉武 麻子
編集:長谷部 敦子

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