タイムコーディネート手帳は仕事も子育ても大切にできる手帳 vol.30

英語コーチとして多忙ながらも充実した毎日を送っていた福田えいこさん。お子さんが生まれてからは、大好きな英語コーチの仕事と子育てとのバランスが取れず、随分と悩まれたそうです。このままではいけないとタイムコーディネート手帳を手に取り、「今はすごく幸福度が高い」と話せるまでに。タイムコーディネート手帳を使ってからの変化について、タイムコーディネート手帳プロジェクトメンバーのあまのゆうこがお話を伺いました。

※本記事は2022年12月2日にお送りしたInstagramライブ配信「タイムコーディネート手帳が私たちにもたらしてくれたもの」でのインタビュー内容を再編集したものです。

福田 えいこ さん

ライフシフト英語コーチ

海外に興味はあるものの、英語は赤点ばかりだった学生時代。憧れを現実のものにすべく、一念発起して英語を勉強し、渡米。現地では、マーケティングを学んだ。大切なのは英語力そのものではなく、ツールとして英語を活用し、いかに目的を果たすかだと強く実感する。

帰国後、「英語学習×コーチング」で英語力と自信を身につけて、世界のどこでも自分らしく活躍できる人を増やしたい!と、英語コーチとして独立。

現在は、マンツーマンの英語コーチングや企業研修、そして英語コーチの養成も行う。それぞれの方の強み弱みを見極め、課題に対して最適なアプローチを十人十色で対応する提案力が強み。

人種や国境を超えて、それぞれの本来持っている実力を存分に活かして、世界のどこでもキャリアや人生を自由に描く人を増やすことを使命としている。

Instagram https://www.instagram.com/english_eiko.fukuda/

目次

自分責めをやめられなかった手帳オタク時代

あまの ゆうこ(以下、あまの):タイムコーディネートメソッドを知る前、えいこさんはどんなお悩みをお持ちでしたか?

福田 えいこさん(以下、福田):タスクが全然減らないことに悩んでいました。私は手帳オタクで、20歳のときに4万円を出して「フランクリン・プランナー」を買うくらい超意識高い系だったんです(笑)。「フランクリン・プランナー」だけではなく、「ほぼ日手帳」も使いました。紙の手帳だけではなく、Googleカレンダーも併用していました。

仕事をはじめてからは、自作のガントチャートを作ってタスク管理をするくらい、手帳やタスク管理は好きでした。けれど、当時は、とにかく生産性を上げたい!上げなきゃ!と思っていたんです。「どれだけ多くのタスクをこなせるか」で勝負をしていたんですよね。

今は使っているのはタイムコーディネート手帳だけで、もうガントチャートは使っていません。一昨年ぐらいのガントチャートを見たら、タスクを100個も書き出していたんです!!

あまの:100個もですか?

福田:はい。「あれをやらなきゃ!」「これもやりたい!」と思ったときに、備忘録的にガントチャートにタスクを全部書いてしまっていました。だから、タスクが全然減らなくて・・・。「私、なんでこんなに仕事ができないんだろう」とすごく自分を責めてばかりいました。

物理的に不可能なタスクを設定しては、「あぁ、今日もできなかった・・・」と。毎日、手帳に反省文を書いて、ひとり反省会をしていたんです。今思えば、本当に不毛なことを繰り返していました。

授乳している子どもと目が合わない・・・!

あまの:英語コーチとして独立されてからもその状態は続いたんですか?

福田:はい、英語コーチとして働き始めたときも同じような状態でした。とはいえ、まだその頃は、24時間必死で頑張って、なんとかやり過ごせていました。けれど、いざ子どもが生まれたときに、自分の使える時間があまりにも少なくて驚きました。

クライアントとのセッション時間はもちろん、ちょっとした作業時間すら取れなくて、すごく焦りました。子どもが生まれると、ミルクをあげるだけじゃなくて、いろいろなお世話があるじゃないですか。本当にあっという間に1日が過ぎちゃうんですよね。自分に両立は無理なんじゃないかと感じました。

あまの:そんなときにタイムコーディネート手帳の考案者である麻子さんに相談されたんですね。まだ手帳は生まれていないときですよね。

福田:はい。最初に麻子さんにご相談したのは、子育てと起業の両立についてでした。

私、授乳をタスクのように感じていたんです。「あげなきゃ!」「早く飲ませないと!」って。飲んだらちょっと静かにしていてね、という感じで、授乳が作業のようになっていました。

子どもが4~5カ月ぐらいのとき、ふと、子どもを抱いていても全く目が合わないことに気がついたんです。というより、これまで子どもと目を合わせようとしていなかったことに気がつきました。それくらい、私に余裕がなかったんです。子どもに授乳をしている間に、スマホでクライアントにメールを返すような毎日だったから。

それまで、子どもをじっくり愛でる時間をまったくと言ってよいほど、取れていませんでした。だから、目が合わないということに気がづいたときに、「これは、やばい・・・」と思いました。「なぜ、大切な子育てをこんなタスクのようにこなしているんだろう・・・」と、そんな自分にすごくショックを受けました。

まずは「時間がない」を受け入れるところから

あまの:麻子さんからはどんなアドバイスがあったんですか?

福田:子どもがいたら、独身のときや子どもがいないときと比べて、使える時間は少ないよね、と。まずは「時間がない」という現実を受け入れよう、と言われました。そのうえで、子どもと一緒に過ごす時間にタスクをやろうとせずに、ひとりの時間、たとえば朝の1~2時間だけでやれることをやってみよう、とアドバイスをもらいました。

そして、「なるほど!」と思ったのは、1週間単位でタスクを考えて、バッファー(ゆとり)を持ってやる、ということでした。

あまの:それまではどうされていたんですか?

福田:使っていた手帳が1日単位だったこともあって、タスク管理も1日単位でやっていました。

バッファー(ゆとり)が必要なこともなんとなくはわかっていたんです。けれど、「毎日、フルで頑張っていないと、人としてダメなんじゃないか」そんな焦りがあったんですよね。だから、改めてアドバイスをもらわなければ、取り入れられなかったと思います。

今やる必要がないことを安心して置いておけるように

あまの:タイムコーディネート手帳を使い始めてからはどんな変化がありましたか?

福田:『VISION逆算シート』で、自分の価値観や未来への妄想がしっかりと整理されて、言語化できるんです。私が目指すゴールを『3カ月プロジェクトシート』でより現実的なプロジェクトに変換して、一週間の行動に落とし込む。自分のやりたいことを時系列で考えられるのがすごくよかったです。

タイムコーディネート手帳を使うまでは、別に今やらなくてもいいこと、たとえば、3カ月後でもいいことも「今日やるべきタスク」のように扱っていたんです。今は、『3カ月プロジェクトシート』があることで、今やる必要がないことは安心して置いておけるようになりました。

あまの:『VISION逆算シート』と『3カ月プロジェクトシート』でたくさんあったタスクを仕分けられたんですね。

タイムコーディネート手帳は右脳と左脳のバランスが絶妙

福田タイムコーディネート手帳は右脳と左脳のバランスがすごくよい手帳だと思います。生産性を追い求めるものだと、左脳が強いタスク管理の手帳はたくさんありますよね。逆に、右脳が強い夢を描こう系の手帳は、それでその後どうするの?と思ってしまうものもあるし。自分のわくわくポイントもわかった上で、日々のタスクに向き合うから、全く迷いがなくなりました。

以前は、他の人がやっていることが魅力的に見えて、「私もやらなきゃ・・・」と思うことがあったんです。けれど、「私の価値観はこれだから、今、優先すべきことはこれ。魅力的なあれもゆくゆくはやってもよいかもしれないけれど、今はちょっと置いとこう。」という判断が『VISION逆算シート』のおかげで、できるようになりました。自分の価値観が腹落ちしたんだと思っています。

できなくても落ち込まなくてもよい

福田タイムコーティネート手帳は薄いのに、短期的・長期的という時間軸の違いをカバーできます。それだけではなく、自分の価値観までもが一冊で確認できるのがすごいところだと思います。

自分の価値観を見失いそうなときは『VISION逆算シート』を確認すればいいし、タスクの目的が見えなくなったときは『3カ月プロジェクトシート』を確認すればいい。自分が焦ったり、迷ったりしたときに、軌道修正してくれる感じがしています。
ものすごく計算して作られた手帳だと感じます。

あまの:私も本当にそう思います。

福田:子育てをしていると、どうしても突発的なことに対応せざるをえないし、予定通りには進まないですよね。そんななか、毎日、タスクができた・できなかったに一喜一憂するのは精神的にきついです。だから、一週間単位で考えるというのは、今の自分に合っていると思います。

あとは、自分の使える時間をしっかり可視化できたのもよかったです。使える時間が5時間なのに、100時間分ぐらいのタスクを書き出して、「できなかった」と落ち込む以前のようなことはしなくなりました。

あまの:そもそも24時間という枠に入らないことに気づくのは大切ですよね。

福田:そうなんです。具体的に目に見える形にしてようやく、「時間がない」という現実を受け入れられました。

自分の優先順位がわかるとストレスフリーでいられる

あまの:今までも手帳を実際に使ってからの変化について、たくさんお話いただきましたが、一番ここが変わった!というところはどんなところですか?

福田: 優先順位がしっかりと付けられるようになったところですね。変にあれもこれも・・・と焦らなくなりました。そのおかげで、子育てとのバランスが本当に取れるようになりました。今は、ストレスフリーで、ものすごく幸福度が高いんです。

あまの:小さなお子さんを2人育てながら、幸福度が高いのは素晴らしいですね。

福田:一人目のときは「お願いだから仕事の邪魔をしないで」くらいに思っていたけれど、今は全然違うんです。たまに、子どもが「保育園に行きたくない」ということもあります。セッションが入ってなければ、「今日は一緒にいようか」と心から言えるようになりました。

子どもと目が合わないことに気付いたとき、「この子の成長は大丈夫かな?」とすごく不安になりました。けれど、今、健やかに育っていると感じられので本当によかったです。あのままの働き方をしていたら、この子はこんな風には育っていなかったかもしれない。そんな風に感じているからこそ、子どもとの時間を大切にしながら、仕事も続けてられている今はすごく満足度が高いです。

タイムコーディネート手帳は今ある幸せに気づける手帳

福田:タイムコーディネートを実践する前は、仕事を続けてはいるけれど、スケールアップができてない、ずっと同じことをやり続けている自分に、焦りを感じていました。「もっとビジネスで結果を出さないと!」と思っていたんです。

けれど、タイムコーディネート手帳にビジョンや価値観を書いていたときに、気がつきました。好きな仕事があって、必要としてくれるクライアントさんが常にいて、子どもとの時間も大切にしながら生きられている。私はすでにすごく幸せだ、ということに。

あまの子育てをしながらでもやりたい仕事を続けられる。しかも、どちらの幸せも諦めずに、ちゃんとよいバランスを見つけられる。そのことを今のえいこさんは体現してくださっていますよね。

福田:嬉しいです。私自身は自分の稼ぎがなかったら、自尊心が失われちゃうタイプです。だから、ちゃんと自分で稼ぐということは死守したくて。子どもともしっかり向き合いたいし、仕事でも結果を出したいという2つの自分の思いがあります。それを時間の使い方にも反映できていて、今は自分のなかですごくバランスが取れています。

やりたいことがたくさんあっても焦らなくて大丈夫

あまの:タイムコーディネート手帳はどんな方にオススメですか?

福田:万人に勧めたいです!そのなかでも一番は、やりたいこと・やらなきゃいけないことがたくさんある人ですね。

タイムコーディネート手帳を使うと、自分の価値観がわかります。自分にとって譲れないものがわかるから、ブレずにひとつひとつのタスクを進めていけます。だから、焦ってあれもこれも・・・となっている人にオススメです。

あまの:ありがとうございます!最後にえいこさんのお仕事についても聞かせてください。えいこさんはInstagramでも情報発信をされていますよね。

福田:はい。Instagramでは、3カ月で”使える英語”と”自信”を手に入れる方法を発信しています。ほかにも、世界のどこででも、英語力と自分を武器に、自分らしく活躍するための英会話マスターメソッドを学んでいただける6日間の無料メールセミナーも公開しています。「やっぱり英語が話せるようになりたい!」そう思われる方はぜひご覧になってみてください。

福田 えいこさん メールマガジン
https://pages.excuritos-english.com/mail/

あまの:えいこさん、今日は本当に貴重なお話伺わせていただきました。ありがとうございました。

福田:こちらこそありがとうございました!

インタビュアー:あまの ゆうこ(タイムコーディネート手帳プロジェクトチーム)
編集:長谷部 敦子

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