タイムコーディネート手帳は自分に自信を持たせてくれる手帳 vol.27

RE:birthカウンセラーとしてご活躍中の水谷里恵さん。人生をそのままの自分で生き直すことの大切さを日々の活動を通して伝えておられます。そんな水谷さんも以前は自己肯定感が低く、目標を立てても自分にダメ出しばかりをしてしまう苦しい時代があったそう。
今回は、水谷里恵さんにタイムコーディネート手帳を使ってからの変化について、タイムコーディネート手帳プロジェクトメンバーのあまのゆうこがお話を伺いました。

※本記事は2022年11月29日にお送りしたInstagramライブ配信「タイムコーディネート手帳が私たちにもたらしてくれたもの」でのインタビュー内容を再編集したものです。

水谷 里恵 さん

RE:birthカウンセラー

看護師歴14年。約3万人以上の患者・家族と出会い、約300人以上のお看取りを経験する。

転機は出産。長男のあまりの自由さに振り回されるうちに、生きづらさが表面化し、人生が激変する。職場である病院を変え、子育てと仕事の両立を模索するも、どんどん生きづらさが増していく。天職だと思っていた看護もやりがいを見出せなくなる。

そんな時に、カウンセリングとエデンの森に出会う。
自分らしく生きるためには、日常から自分の望みに忠実に選択していくことが大切だと気づき、看護師から心理カウンセラーへ転身。

現在は、エデンの森認定講師として、看護師時代の情報整理・傾聴スキルも合わせて、生きづらさを抱えた孤独な方や自分をもっと好きになって幸せになりたい方へのサポートを行なっている。

Instagram https://www.instagram.com/rie_mizutani.kokoro/

目次

人と比較しては自分にダメ出しをしていた

あまの ゆうこ(以下、あまの):里恵さんはタイムコーディネート手帳に出会う前はどんなことに困っていましたか?

水谷 里恵さん(以下、水谷):困っていたことは恐ろしくたくさんありました。特に、私は「自分は根気がない」とずっと思っていたんです。自己肯定感が低いから、「今の自分じゃダメだ」という気持ちがすごく強くありました。

私は人のいいところ・素敵なところを見つけるのがすごく得意なんです。だからこそ、何をやっても人と自分を比べて、「私はダメだ」と思ってしまって。ずっと達成感を持てずにいました。

自分ではない別の誰かになりたかった

あまの:里恵さんのことをご存じな方は、里恵さんを根気がないとは思わないように感じます。でも、ご本人はそう感じていたのですね?

水谷:そうですね。私は自分がすごく嫌でした。だから、いきなりポンって自分とは違う“できる人”になりたかった。自分の頭のなかにいるのは“何でもできるすごい人”。だから、すごく大きな目標や無理な計画を立てるし、1日のタスクもすごくたくさんあって。

メモにやることをあれもこれも書くけれど、現実の自分はできないわけです。そうすると、「やっぱり私はできない」「すごい人にはなれない」と自分を責める、否定する。そんな負のスパイラルをずっと繰り返していました。

あまの:自分ではない“すごい誰”かを想定しているから、現実的ではない膨大なTO DOも出てくるし、自分の本当にやりたいこととも繋がってないから進まない。そんな感じだったのでしょうか。

水谷:はい、本当に負のスパイラルでしたね。途中で、もう自分がどこに行きたかったのかもわからなくなっていました。それでも止まることも引き返すこともできず、とにかく自分を責めていました。

小さなゴールを積み重ねて「自分もできる!」を実感

あまの:そんな状態から、タイムコーディネート手帳を使うことでどんな変化がありましたか?

水谷:手帳を使うまではすごく遠くのゴールばかりを見ていました。だから、いつも「大きくジャンプしなくてはいけない」と思っていたんです。

けれど、タイムコーディネート手帳には1週間・3カ月という小さなゴールをちゃんと書くところがある。体系立てられているから、小さなゴールが大事だということが実感できたんです。そのおかげで、「自分はできない」が本当になくなった感覚があります。

「小さなゴールを積み重ねていけば、私でもここまでいける!」そう自然と思えるようになりました。

タイムコーディネートには「失敗」がない

あまの:タイムコーディネートメソッドに対しての信頼感が持てた、ということでしょうか。

水谷:そうだと思います。タイムコーディネートメソッドを知って、まず私が思ったのは「私はコツコツできないわけじゃない。やり方を知らなかっただけだ。ということでした。

タイムコーディネート手帳は、小さなゴールの大切さを自然と感じられるように構成されています。だから、大きな目標のために、目の前のステップがいかに大切かということを実感できるんです。

それと、タイムコーディネート手帳は「振り返り」を大切にしていますよね。
「まず自分を褒めてあげてね」「みんな、自分に厳しすぎる」って麻子さんがよくおっしゃっていて。

・1週間はどうだったか
・次の1週間はどうするか
・3カ月の目標に向けて何をするか
・目標達成に今のペースで間に合うのか
自分を責めずに、考えていく。

できたか、できなかったか、だけじゃない。だから、タイムコーディネートには「失敗」というものがないんだと感じました。

あまの:確かにそうですね。走りはじめたけれど、ゴールが違ったならゴールを変えればいい。ゴールが違ったことにいちいち落ち込まなくていい。タイムコーディネート手帳からはそんなメッセージも受け取れるように思います。

落ち込んだとしても自分の軌跡に励まされる

水谷:以前は、「こんなことをしていたって、あんなところに辿りつけるわけがない」と常に思っていました。でも、タイムコーディネート手帳を使うと、自分の叶えたい目標のためには、目の前のこのタスクをやることが大切なんだ、と思えるようになりました。

小さなステップを踏んでいく自分にもOKを出せるようになったんです。

あまの:3カ月で到達できたのはここまでだけれど、確実に前に進めた。そんな自分の歩みがタイムコーディネート手帳を使うことで分かりますよね。

水谷:そうなんです。目標に辿りつけない自分をダメだ、ダメだと思っているときって、小さなことを見るのも嫌なんですよね。自分はこんな小さなこともできていなかったんだって認めるのが嫌だから。

でも、タイムコーディネート手帳は“できない自分”をちゃんと見つめられる手帳だと思うんです。「今の自分は、タスクを10個書いても3個しかできないんだな」って。ちゃんと今の自分を見つめられる。だからこそ、「それでも3個は前に進めたから、このまま進めばゴールには必ず辿り着ける」そう信じられるようになるんですよね。

タイムコーディネート手帳は、「自分を知る」ということがすごくできる手帳だと思います。

あまの:タイムコーディネート手帳を使うようになって落ち込まなくなりましたか?

水谷:落ち込まなくなりました。手帳を見ると、もう今やることがわかるし、過去にやってきたことも見られるから。自分の軌跡がちゃんと見られると「やってきたじゃん、自分」って思えます(笑)

頑張り過ぎると大切なことを大切にできなくなる

あまの:タイムコーディネート手帳はどんな人にオススメですか?

水谷:それはもう私と同じ超頑張り屋さん!本当に。
すごく遠くばかりを見て、自分ができていることや自分の大切にしたいものをおざなりにしている人。そういう人にはもう絶対手に取ってほしいなって思いますね。

あまの:自分じゃない誰かになろうと思ってもがき苦しんでいる人。もしくは、その苦しんでいることにも気づいてない人にオススメということですね。

水谷:はい、本当にオススメですね。ただ、できるならワークショップにも参加してほしいです。

ワークショップとは?

タイムコーディネート手帳購入者向けに、オンラインで開催されるワークショップのこと(全4回・2023年度は開催済み)。リアル参加できない方へのアーカイブ配信もある(視聴期限あり)。
スケジュールのポイントや時間の使い方のヒントを学んだり、ユーザー同士で交流したりなど、手帳を暮らしに取り入れやすくするための場として活用されている。

自分一人でやるのは少しハードルが高く感じるかもしれません。だけど、一緒にやっていける仲間がいるので。安心して手帳を使っていける感じがします。麻子さんの考えにリアルで触れると、強めの春風に背中をぐっと押してもらえている、そんな感覚になれると思います。

親子のコミュニケ―ションツールとしてもタイムコーディネート手帳を活用

水谷:あと、子どもにもタイムコーディネートは有効だということもぜひお伝えしたいです。

うちの長男は私と同じで、やりたいことがあるけれど、見通しを立てるのが苦手だったんです。

夏休みの最後まで宿題を残していて、「旅行があるのにどうする?」となったときがあって。そのときにタイムコーディネートの話をしてみたんです。

それまでは、計画を立てても、テレビをズルズル見て実行できずにいました。けれど、決めたことを目に見えるようにして、ストップウォッチを使ってゲーム感覚でクリアしていくようにしました。それがすごく楽しかったようで、膨大な量の宿題もできたんです。

子どもにとっても小さな「できた」を積み重ねることで得られるものが大きいことを実感しました。

あまの:里恵さんのお話を伺って、子どもにも大人である自分にも有効なメソッドはイコールなんだと感じます。

水谷:そうですね。あと、私が言うのではなく、「麻子さんがこんな風に言っていたよ」とワンクッション置くからこそ、長男は大切なものを受け取れているようにも感じました。

私もガミガミ言わなくていいから、タイムコーディネート手帳は親子のコミュニケーションにもオススメです。

あまの:最後に里恵さんの現在の活動についても聞かせてください。今、タイムコーディネート手帳も活用しながら、Instagramの発信に取りくんでいらっしゃるんですよね?

水谷:そうなんです。それこそタイムコーディネート手帳とともにコツコツ取り組んできました。温かいコメントをくださるフォロワーさんが多くて、私も元気をもらって、また言葉をお返しして・・・ということができるアカウントに育ってきています。

水谷 里恵さん Instagram
https://www.instagram.com/rie_mizutani.kokoro/

あまの:里恵さんの投稿はすごく温かいですよね。なんか疲れちゃったな、とか、どうしても他人軸になってしまうな、という方はぜひフォローしていただけたらと思います。
今日は素敵なお話をありがとうございました。

水谷:こちらこそ、ありがとうございました。

インタビュアー:あまの ゆうこ(タイムコーディネート手帳プロジェクトチーム)
編集:長谷部 敦子

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